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15わたす
手順と理由が分かる例を先に見せる教えるスキルのイラスト

わたす理解に必要な情報と考え方を、分かりやすく伝える

手順と理由が分かる例を、先に見せる

教師は、答えに至る手順と理由を見本で示してから、学習者に似た問題に取り組んでもらいます。

目安:3〜8分

お気に入りに追加したスキルは、あとから組み合わせて授業をつくれます。

WHEN

使う場面

  • 学習者が、初めての問題に何から手をつければよいか迷っているとき

HOW

進め方

  1. 教師は、問題を解く手順を、見本で示します。
  2. 教師は、それぞれの手順が必要な理由を説明します。
  3. 教師は、学習者に似た問題を解いてもらい、手順と理由を説明できるか確かめます。

EXAMPLE

具体例

算数・数学で、買い物の割引を扱う場面です。教師は「1,000円の商品が20%引きのとき、いくら払うか」を例に、解き方を示します。

「20%は100分の20、つまり0.2です。割引額は定価の0.2倍なので、1,000×0.2で200円を求めます。次に、定価から割引額を引くので、1,000−200=800円になります」と説明します。

その後、学習者は「1,500円の商品が20%引き」の問題に取り組み、計算の手順と理由を説明します。

LOOK FOR

確認する反応

  • 教師は、学習者が途中の手順と理由を、自分の言葉で説明できるかを確かめます。
  • 教師は、学習者が見本を写すだけでなく、各手順で何を確かめたり求めたりしたかを説明できるかを確かめます。
  • 教師は、条件の違う問題でも、学習者が見本の考え方を使えるかを確かめます。

CAUTION

注意点

  • 教師は、学習者に見本を写させるだけで終えず、途中の手順と理由を確かめます。理解に合わせて、見せる手順を減らし、自分で解く部分を増やします。

WHY

このスキルの背景

Worked Example Effect認知負荷理論Expertise Reversal

解答例を使う学習では、完成した答えだけでなく、解決に至る手順を示します。参照した研究では、代数の解答例を学ぶ方法が検討されています。割引の例は、このサイトで組み立てた応用例です。

このスキルでは、手順と理由に注意を向けてから、自分で解く活動へつなげます。見本の詳しさは理解に合わせて調整します。

BOOK

書籍で読む

『教育工学が明かす 大人の教わる技術』(BOW BOOKS)

RESEARCH

関連する研究

授業への応用の仕方は、研究を参考にしたこのサイト独自の提案です。

一部を参考

Sweller & Cooper1985

The Use of Worked Examples as a Substitute for Problem Solving in Learning Algebra

Cognition and Instruction

解き方を示した例題(Worked Example)を使う代数の研究です。割引の計算は、途中の手順と理由を示す考え方を応用した授業例です。

論文を見る
関戸先生の自画像
関戸先生からの GOOD/MOTTO

GOOD教師は、答えに至る手順と理由を見本で示してから、学習者に似た問題に取り組んでもらいます。

NEXTスキル16との組み合わせ案:完成までの判断を声に出して見せる。

LOOK教師は、学習者が途中の手順と理由を、自分の言葉で説明できるかを確かめます。

MOTTOうまくいかないときは学習者を責めず、まず次の点を見直しましょう。教師は、学習者に見本を写させるだけで終えず、途中の手順と理由を確かめます。理解に合わせて、見せる手順を減らし、自分で解く部分を増やします。

お気に入りに追加したスキルは、あとから組み合わせて授業をつくれます。

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